@GAPの理解・合意形成
産地としてGAPに取り組む場合には、参加する生産者の合意形成を図るため、GAPや農業生産活動を行う上で必要な関係法令等の内容について理解を深める必要があります。ここでは、GAPの理解と産地の合意形成に必要な様々な情報を、ガイドラインに則して整理、体系化して提供します。
A体制作り・進め方
農業生産活動ではさまざまな農場管理の仕事があります。また、GAPの実践には点検項目の作成や周知、内部点検などが必要です。また、役割分担や責任者の決定も必要です。ここでは、GAPを実践する際の体制作りと具体的な進め方について整理しています。
BGAPの実践(PDCAの実践)
GAPの実践は単に点検項目を確認するだけではありません。農場利用計画・点検項目の作成・見直し (Plan)から、記録・実践(Do)、点検(Check)、見直し(Action)の作業を繰り返し実行することが重要です。ここでは、PDCAの工程に則してGAPの実践に関する情報を提供します。
 農場利用計画・点検項目の作成・見直し
栽培計画等、農場を利用する計画やルールの策定や、ガイドラインに示している実践を奨励すべき取組事項の内容が満たされるような各産地の状況に合わせた点検項目の作成と見直しを行います。
 実践・記録
取組事項の内容について、研修会や回覧・掲示物などで作業者への周知・徹底を図り、GAPを実践します。点検項目を確認して、農作業を行い、取組内容の記録或いは伝票等の関係書類を保存します。
 点検
各生産者が行う自己点検と生産者以外の他者による客観的な点検の実施により、実践できた点検項目の確認を行います。実践できなかった点検項目については改善すべき点として確認・記録しておくことが大切です。
 見直し
点検の結果、実践できなかった点検項目については、農作業の見直しを行い、改善策を検討し、次の栽培に活用します。また、点検項目に従って作業したにもかかわらず、ガイドラインの取組事項が満たせないことのないよう、必要に応じて点検項目の見直しを行います。そして、農作業と点検項目の内容を見直すために、GAPを実践するための改善計画と指導計画を作成します。
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